地上型3次元レーザースキャナー計測概要

3次元レーザースキャナーとは、ノンプリズムタイプの計測器で計測対象物に触れることなく、
レーザーと内蔵カメラによって計測対象物の3次元座標データ(点群データ)及び写真データを取得することが出来る計測機器です。

取得する点群データ(XYZ座標)   RGB色の要素と照度
 

計測機械の性能

Leica C10

このクラス最高の
スキャンスピード&計測範囲

最大 360゜x 270゜のスキャン範囲

距離精度
±4mm@50m

角度精度
12秒

座標精度
±6mm@50m

測定レンジ
1~300m

スキャンレート
約50,000点以上/秒

 

新規性

従来はトータルステーションの直接接触による「単点」での計測であったが、3次元レーザースキャナーを使用すると、
非接触 で1秒間に最大5万点の点郡データを高密度に連続取得することが出来るため「面」的3次元測量が可能となり、
より正確に対象物の形状をデータ化し保存する ことが可能となります。

特徴

従来は決められた箇所(管理断面箇所等)以外の位置データは不明であったが、
3次元計測を行った範囲内であるなら再測なし に必要任意箇所の位置データが3次元で詳細に取得できます。
また、計測情報化した3次元データは加工・保存が容易に行へ蓄積することが出来るため、
様々な 計測対象について維持管理の基本データとして活用することもでき、
次世代にデジタルデータとして大切に保存できます。

主な活用範囲

● トンネル・橋梁・ダム等の構造物形状計測・出来形計測及び、一般図作成
● 土工区間の縦横断計測・土量管理及び、一般図作成
● 土工区間の地山を事前に3次元計測することにより、正確な地山との境界線が取得できるため、
そのデータをマシンコントロール用の3次元データに活用
● 道路舗装のための切削オーバーレイの数量算出、及び自動舗装システムへの3次元データの供給・一般図作成
● 災害地や急傾斜地など、直接計測が困難な場所での非接触による安全で高密度な計測及び、一般図作成
● 施工図がない古い構造物の3次元によるデータ化及び、図面化
● 重要な文化財・建造物をデジタルデータ化・保存して次世代に引き継ぐ

3次元レーザースキャナーのメリット

● 現場作業時間が大幅に短縮できる。
※現場状況に応じて、人件費・現場経費のコストダウンができる。
● 安全に計測できる。(安全設備が不要になる)
※交通量の多い交差点や高速道路も路肩より計測する事により交通規制が不要、安全対策面でも適している。
また、急傾斜法面や災害復旧(震災)の対象となるような危険法面箇所に直接立ち入ることなく非接触で計測が可能。
● 複雑な地形や構造物の断面形状を簡単に取得できるので、様々な分野の計測や分析に応用可能、
また、一度現場をスキャニングすれば、設計変更等が生じた場合でも再度現場に行く必要がない。
● 道路構造物の計測、橋梁、トンネルなどの現状診断や予防保全に視覚的 な道路維持管理が可能。
● 計測データより必要箇所の任意断面図の生成が可能。
● 計測後、従来の2次元測量設計成果では表現し難かった傾き・奥行きなど机上で容易に確認ができ、必要に応じた図化が可能。
● 現代に受継がれた貴重な文化財の現状寸法をデジタルデータで保存可能なので、
次世代に大切にデータとして保存でき、長年にわたり正確に受け継ぐ事ができる。

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